静岡県賀茂危機管理庁舎

津波浸水想定の見直しにより下田地方合同庁舎敷地が浸水域内となったため、庁舎の防災危機管理機能を山側に移転するために建設されました。
地階を防災倉庫、2~4階を危機管理庁舎機能を配置し、1階には一般利用も想定した多目的室としています。建物は単純な矩形に出入口部分に庇を設けたシンプルな形状となっています。無駄を省いたシンプルで合理的な平面計画としています。外観は、隣接のこども園や下田市スポーツセンター(サンワーク下田)と同色としエリア全体としての調和を図っています。各層に設けられた水切は建物に表情を与えるとともに外壁の汚損防止機能を担っています。

所在地:静岡県下田市
床面積:1,304.80㎡
構造・規模:S+RC+SRC混構造・地上4階/地下1階
竣工年:2018年

建築主:静岡県
業務範囲:基本設計・実施設計・監理
構造設計:西井構造設計事務所
電気設計:コバヤシ設備設計事務所
機械設計:ウエダ建築設備事務所
施工:河津建設