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2018.09.29

ふじのくに茶の都ミュージアム

浜松方面での打合せを終えた帰り道、牧之原市にある「ふじのくに茶の都ミュージアム」に立ち寄ってみました。今年春にリニューアルされていて、博物館や庭園をさらに充実させたようです。
当初の近代的なガラスとコンクリートからなるモダンな建物は、アプローチからはじまる木格子の壁によって見えなくなり、印象がガラリとかわっています。不思議な佇まいとスケール感。まるで京町家の夏の建具「簀戸(すど)」のようです。

こうした「お茶」に特化した博物館は静岡県ならではのものですが、あらためて静岡県とお茶のつながりについて考えてみると、実はあまりよく知りません。こどものころから茶どころで茶畑があり、盛んな地域だったことは理解していました。その後、明治期に入ってこのミュージアムが建っている場所でもある牧ノ原台地を開墾して近代的な茶業をスタートして現在に至る、というストーリーはなんとなく学んだのですが。。。

少し調べてみました。
諸説はあると思いますが、静岡とお茶のかかわりは、鎌倉時代からとのこと。知りませんでした。(汗)
静岡に生まれた聖一国師(しょういちこくし)によってもたらされたところからお茶の歴史がスタートしているそうです。聖一国師は諡号(貴人や高徳の人に、死後おくる名前)で円爾が名前となります。円爾は東福寺を開山した人物です。
静岡茶の歴史、興味が湧いてきました。少し勉強してみようと思います。
ちなみに、聖一国師の誕生日である11月1日を静岡市では「お茶の日」に制定しているとのこと。(これも知りませんでした)

改めて静岡とお茶の関わりについて理解を深めるべく、茶の都ミュージアムを再訪したいと思います。

増田