2018.08.15
終戦祈念日
本日は、多くの方々の尊い命が失われた先の大戦の終戦から
73年という、途方もない年月が経ち、多くの犠牲者の方々の
ご冥福と永遠の平和を祈念する日であります。
私も心静かにお祈り申し上げます。合掌。
戦後生まれは私も含めて、日本国総人口の8割超となり、
時とともに悲惨な戦争体験を語り継ぐ人の数も減っていくばかりです。
語り部の方だけでなく、戦没者遺族の方々もご高齢で、
全国各地で遺族会の解散や休止が相次いでいます。
そうした中、静岡県護国神社内にあります遺品館が、遺族会様の
貴重なご芳志を基に再建立されますが、少なからずこうした影響が
あるのは否めません。
館を訪ねる度に想うのですが、戦没者の貴重な遺品の数々を拝見していると、
あの静寂な空間と相まって、胸の詰まりを感じざるをえず、
只々、今生きていられることの素晴らしさや平和を考えさせられます。
そして、新館建設によって、より多くの方々が、遺品を通じて戦没者を
追悼され、戦没者の御霊が安らかなることを祈念いたします。