2020.11.23

色彩と風景

先日、南伊豆で現場が進んでいるプロジェクトにて、外壁と屋根の色を選定しました。

今回の敷地は、自然環境に恵まれた土地ですので、周囲の山々や田畑、集落の色合いを観察しながら、地域の環境から突出しないように落ち着いた色を選定しました。

外装の色彩計画は、建物用途や建て主の要望だけでなく、景観になじんでいるか、その土地の風土に溶け込んでくれるか、時代や環境の変化に耐えられるか、などを考慮しながら選定しますいき
また、素材についても、コストと耐久性のバランスを検討し、メンテナンス性、経年変化などにも配慮しながら選定していきます。
建物は、一度建てられると、おいそれとその場所から動かすことはできませんので、色彩の選定はいつも真剣です。（それ以外も真剣です）

建物が風景の一部となり、利用者に愛着を持っていただけたら、とてもうれしいです。

増田

(写真は周辺の風景)